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ポリ袋やフィルム製品は、それぞれの材質の樹脂を溶かして製膜することでフィルムがつくられ、その後シール加工などを経て製品化されていきます。
<一般的な作り方>
1.樹脂を選定する
2.製膜してフィルムにする(インフレーション方式、Tダイ方式等)
3.各種加工を施す(コーティング、蒸着、ラミネート、スリット、シール等)
出来上がるフィルム製品の機能は、各樹脂の特徴+製造方法から創出されていきます。しかし、使用する樹脂単独だけでは、理想的な機能にならない場合があるため、それを補完するために添加剤を使用することが多いです。
フィルム製品によく使用される添加剤とは?
添加剤の種類 | 機能、役割 |
---|---|
滑剤(スリップ剤) | 滑りやすくする |
帯電防止剤(金属イオン樹脂タイプ/界面活性剤タイプ等) | 静電気を帯びづらくする |
防錆剤 | サビを発生させにくくする |
AB剤(アンチブロッキング剤) | フィルムの口開きを良くする |
酸化防止剤 | 製膜したフィルムの炭化を防ぐ |
紫外線吸収防止剤 | 紫外線吸収を防ぐ |
離型剤(シリコーンタイプ/非シリコーンタイプ) | 剥がしやすくする |
着色剤 | フィルムに色を付ける |
可塑剤 | フィルムを柔らかくする |
上記の他にも使用される添加剤は数多くありますが、何でも混ぜて作れるというわけではありません。例えば、主材として使用する樹脂同士の相性で混ぜることができない、という場合もあります。(それがフィルムを加工するノウハウだったりもします)
また、添加剤が使用されるタイミングも、素材や製品によって様々です。樹脂自体に元から練り込まれているものもあれば、主材に対して後添加して製膜する場合もあれば、フィルムが出来上がってからコーティングする場合もあれば、ただフィルムへ粉振りさせていくだけの場合もあります。
どのタイミングで添加剤を入れるかにり、その効果レベルや、効果発現のメカニズムも変わってしまいます。その判断を誤って製品や材料を選定してしまうと、課題解決に至らなかったり、思いもよらぬ不具合が生じてしまうこともあり得ますので、ご注意ください。
※弊社では、お困りごとの背景や、従来お使いの物等を丁寧に確認させて頂き、適切な課題解決をサポートさせて頂いております。選び方がわからない場合も、ご質問頂けますと幸いです。