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袋の安全データシート(SDS)の対応について
2020.09.11
SDSとは
SDSとは、Safety Data Sheetの略で、化学物質が含まれる製品を安全に取り扱うために必要な情報を記載したものです。
製品や化学物質についての取り扱い説明書のようなもので、組成や成分情報、危険有害性などの情報が記載されております。事業者が他の事業者に適正に情報伝達ができて、化学事故を未然に防ぐにはSDSは必要不可欠です。
SDSはなぜ必要なの?
化学物質の性質を知った上で、リスク低減措置の実行へ繋げていくために必要です。他にも以下の必要性がございます。
・化学物質の組成や成分情報を知るため
・適切な保管方法や安全衛生を確認するため
・化学事故を未然に防ぐため
MSDSとSDSの違いは?
導入当初は「化学物質安全データシート(Material Safety Data Sheet、略称MSDS)」と呼ばれていましたが、2012年以降、GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)で定義されている「SDS」に統一して国際的に揃えました。
※「MSDS」は日本のJISや中央省庁のほか米国やEUなどで呼ばれており、指し示すものは同じです。GHSに対応するために「SDS」へ呼称変更することになりました。
つまり、MSDSにGHSが追加され、国際標準化したものがSDSとなります。
さらに歴史をたどると、1970年代に一部の欧米企業が商習慣や化学工業会指導で自主的に作成提供を始めたのが始まりとされています。その後、米国では1985年にMSDSの義務化、EUでも1985年に義務化、日本でも1992年に日本化学工業協会がMSDSに関する指針を作成・公表し、その後、1995年に「製造物責任法」が施行されMSDSの提供が義務化されました。
まとめ
SDSは、化学物質を安全に取り扱い、化学事故のリスクを減らすためにも大事な資料になります。
弊社で取り扱っている製品につきましては、SDSの提出が可能ですので、ご希望の場合は、お問い合わせと合わせてご依頼ください。