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袋のchemSHERPA(ケムシェルパ)の対応について
2020.11.04
chemSHERPAとは
chemSHERPAとは、(Chemical information SHaring and Exchange under Reporting PArtnership in supply chain)の略称のことで、サプライチェーンにおける企業間の化学物質情報の共有と交換を意味します。
※サプライチェーン…川上~川中~川下産業、商社なども含む
弊社は、ポリ袋やフィルム等の加工メーカーに当たるため、川中企業として、chemSHERPAのご依頼がございましたら、対応させていただきます。
chemSHERPAが生まれた背景
chemSHERPAは日本の経済産業省がJAMP(ジャンプ)(※1)と協力して2015年10月からスタートさせた、「製品含有化学物質情報伝達」のツールのことです。全ての製造メーカーで同じツールを使用することによって、情報のやりとりをしやすくすることが目的になります。
※1 JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium=アーティクルマネジメント推進協議会のこと。17社の民間企業が発起人となって発足した団体。
もともと電気電子分野が関わる製品含有化学物質の情報伝達ツールとして、AIS(※2)の成分情報とJGPSSI(※3)の遵法判断情報(※4)の2つのツールがありましたが、実際に情報伝達として使われたのは全体の4割で、6割以上が各個別企業の独自様式が使われていました。
※2 AIS:Article Information Sheet=製品環境安全情報シート。 chemSHERPA同様、JAMPが開発した情報伝達ツール。(RoHS、REACH等も含まれるためchemSHERPAの1つ前の位置づけ)。EXCELで作成。chemSHERPA への移行に伴い、2018年6月に運用終了。
※3 JGPSSI:Japan Green Procurement Survey Standardization Initiative =グリーン調達調査共通化協議会
RoHS指令対応などの化学物質調査にかかる労力を軽減しようという目的でできた組織。調査回答フォーマットをEXCELで用意していたが、なかなか業界内で浸透しなかった。2018年7月に運用終了。
※4 遵法判断情報とは、RoHSやREACH等の各含有規制法や、国際電気標準会議(※5)が独自に定めている物質の含有規制法に従っているかの情報です。
※5 国際電気標準会議…電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行う国際標準化機関で、各国の代表的標準化機関から構成されています。
サプライチェーンの業者は様々な様式に対応しなければならず、負担が大きかったため、様式を統一するべくchemSHERPAが生まれました。
まとめ
chemSHERPAの依頼がございましたら、弊社から納入している製品につきまして回答させていただきます。ご希望の場合は、お問い合わせの際にご依頼ください。