アーカイブ

給与明細書の見方はこうだ!(塚崎)

2021.06.23

こんにちは!
先日、福井県は平年よりも7日遅く梅雨入りしました。

梅雨入り前の方が雨模様だったような…?
調べてみると来週から本格的に降り出しそうです。

梅雨の時期といえば、自宅では紫陽花が咲き誇っています。
紫陽花の大きな特徴の1つとして、育った土壌の成分によって色が変化する
というものがあります。

色が変わるメカニズムは、土の酸度と花に含まれる色素に関わりがあるそうです。
そのため、土を酸性にすれば青色、中性~アルカリ性にすれば薄紅色や
ピンク色の紫陽花が育ちます!

福井県には、紫陽花の名所である足羽山公園の「あじさいの道(あじさいロード)」が
ありますので、気になる方がいましたら是非足を運んでみてください!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

このブログでは、経理・人事・労務関係の本を読んだ感想などを発信していきます。

社長が大の読書家ということもあり、弊社には何百冊という本がありますので、題材には困らないと思います!

今回読んだ内容は『基本と実務がよくわかる 小さな会社の給与計算と社会保険 
青木 茂人・今 和弘 著』の中から、『第1章 給与計算する前にこれだけは覚えておこう』です。
この中から給与計算の大原則について紹介したいと思います。

そもそも給与とは、労働の対価として会社が労働者に支払うものです。
給与は、賃金、報酬、手当、賞与などと言い換えられることがあります。

給与明細書では「~手当」と書かれていても、
それが労働の対価として支払われたものならば、全て給与となります。
反対に、労働の対価ではないものは、どんな名称であっても給与とはなりません。

例えば、恩恵的に支払われる結婚祝い金などは、給与明細書に記載されていても原則として給与とはみなされません。

一般的に給与が支払われた場合は、給与明細書も併せていただくと思います。
給与明細書に記載する項目欄には、大きく分けて勤怠、支給、控除の
3つがあります。

1つ目の勤怠欄は、出勤と欠勤に関する項目を記載します。
出勤日数、欠勤日数、有給休暇日数、労働時間、残業時間、遅刻・早退時間などがあります。

2つ目の支給欄は、基本給や役職手当、残業手当などの各種手当とその額が記載されます。

3つ目の控除欄には、給与から控除される項目とその額を記載します。
控除される項目には社会保険料や税金などがあります。

社会保険料は、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料などがあります。
税金は所得税や住民税です。

給与計算の流れは以下のようになります。

1.勤怠欄の勤怠状況から各支給額を算出し、総支給額を決定する。
2.総支給額を基に控除項目を算出し控除合計額を決定する。
3.総支給額から控除合計額を差し引いて差引支給額を決定する。

つまり、総支給額-控除合計額=差引支給額となります。
よく使われる「手取り○○円」の手取りとは、この差引支給額を指します。

私も学生時代にしていたアルバイトで、給与と共に給与明細書をいただいていましたが、何もわからずただ保管するだけでした…。
今後は意識して給与明細書を確認します!

最後までお読みいただきありがとうございました!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

参考文献
青木 茂人・今 和弘(著)基本と実務がよくわかる 小さな会社の給与計算と社会保険
  株式会社ナツメ社 pp26-pp54

製品を探すSEARCH

業界から探す

条件から探す

絞り込み条件をクリア

絞り込み条件:

ご指定の条件に該当する製品はございませんでした。