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PE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)の違いについて

2020.09.02

こんにちは!
昨年流行ったPPAPだったり、PDCAサイクルだったり、TPOだったり、「P」が含まれる略語を多く耳にするようになった安孫子です。

今回は、PEとPPの違いについてまとめます。
それぞれがポリ袋の原料として頻繁に使われる、プラスチック類の素材です。PE袋やPP袋と言われ、素材が違うので分けて使われます。

PEとは、ポリエチレンのことで、
PPとは、ポリプロピレンのことを指します。

それぞれの特徴をまとめます。

ポリエチレン(PE)の特徴

ポリエチレンは、比較的に安価で、薄手から厚手までフィルムの厚さが幅広いです。
一般的にビニール袋と呼ばれているものや、ポリ袋はPE袋のことを指します。

ポリエチレンを大きく分けると2種類に分かれます。

透明で軟らかい低密度ポリエチレン(LDPE)
半透明で硬めの高密度ポリエチレン(HDPE)

低密度ポリエチレン(LDPE)は、ツルツルしていて、厚手の大型袋や製品をカバーする袋としてよく利用されます。また、加工することで帯電防止や防臭、防錆などの機能も付けることが可能です。
高密度ポリエチレン(HDPE)は、ある程度の薄さでも強度がありシャカシャカしていて、スーパーマーケットなどのポリ袋に使われています。

ポリプロピレン(PP)の特徴

ポリプロピレンは、透明性が高く、光沢が強いことが特徴としてあげられます。
フィルム製品としては印刷インクの発色が良いので、小売する商品の包装などによく使われています。

ポリプロピレンは3種類に分かれます。

OPP:オリエンテッドポリプロピレン(延伸ポリプロピレン)
CPP:キャストポリプロピレン(無延伸ポリプロピレン)
IPP:インフレーションポリプロピレン(無延伸ポリプロピレン)

OPP袋は、透明度が高く、光沢感があるので、雑貨や小物の包装によく使われます。
CPP袋やIPP袋は、引き延ばしや衝撃に強いので、ダイレクトメールの包装や食パンの包装によく使われます。

特徴が似ているので、頭の中がこんがらがりそうですが、包装を見たときに「これはどの素材からできている」と言えると面白いと思うので、覚えてみましょう!
他にもPSやPVCなどがありますが、別の機会にご紹介します。

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