ハイクリーンな無添加ポリ袋
2020.09.04
こんにちは!
世間では健康意識が高まり、無添加の食品やオーガニックのものが増えてきてますね。
健康管理には無関心な安孫子です。
今回は無添加ポリ袋のクリーン性についてご紹介いたします。
無添加ポリ袋は、添加剤を使用していないので、それだけでクリーンな印象がありますが、製造環境も実はとってもクリーンなのです。
袋の製造工程を大まかに説明すると、
原料をチューブ状にする製膜と、チューブをシールしてカットする製袋(せいたい)の流れになっております。
製膜とは、
原料となるポリエチレン樹脂をインフレーション機という原反を製造する設備でチューブ状(筒状)に吹き上げ、そのチューブを紙管等に巻物のように巻きつける工程のことです。
巻きつけてできた巻物を「原反(げんたん)」と呼びます。イメージとしては、トイレットペーパーのようなものです。
原料に添加剤を混ぜることによって、袋の成形や加工がしやすくなったり、帯電防止効果や色をつけることが可能となっております。
製袋とは、
ポリエチレンチューブを巻き取られたものをシール(熱溶着)し、指定の寸法に合わせて裁断して袋状に加工する工程のことです。
弊社が取り扱っている無添加ポリ袋の製造環境の一例をご紹介します。
無添加ポリ袋を製造する場合、これらの工程にさらに洗浄が加わります。
製膜後にチューブ状の表面を超音波を洗浄し、細かい塵や埃を落とします。
この洗浄工程はクリーンルームと呼ばれる清潔な環境で行われます。
クリーンルームの清浄度はクラス○○(数字)で表され、
「一定の体積中の基準の大きさ以上の塵埃の数量」で示されます。
クラスは1、10、100、1,000、10,000、100,000とランクがあり、
数字が小さいほどクリーンな環境となります。
製膜:高性能フィルターを通したエアーで吹き上げを行う
洗浄:環境クラス100で洗浄。フィルム表面の超音波洗浄、欠点検知機で2×3mm管理
製袋:環境クラス100で製袋
クラス100なのでとても高いクリーン性となっており、自身を持っておすすめいたします。
(今回ご紹介した製造環境にのみ洗浄の工程がございます。他の製造環境には洗浄の工程がございません。)
ハイクリーンな無添加ポリ袋をご希望の方は、
是非当社までお問い合わせください。