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レトルト殺菌についての3つの注意点

2020.09.04

こんにちは。
最近は、他人の趣味をまねて、自分の新しい趣味にすることにはまっている安孫子です。
新しいことに挑戦することが好きなので(ただし、飽きっぽい)、自分がやったことの無いことにも興味があります。

ただ、1から新しく始めるとなると、始め方から調べることになり、効率が悪くなってしまうので、すでに経験している人に教わりながら始めるようにしています。
最近始めたのが、ギターを弾くことです。また、これからボルダリングと釣りを始める予定です。

さて、今回は【レトルト殺菌】についてご紹介いたします。

レトルト殺菌とは、容器(袋)に120℃か同程度の熱がかかる状態に加圧加熱して殺菌することを指します。加熱の温度や時間は、内容物によって調整されます。

この加熱殺菌により、一般的な食中毒細菌を殺菌できるとされております。
そのため、主に食品包装される際にご利用頂いております。

レトルト殺菌を行う場合は、高温で加熱・加圧するための設備が必要です。
・レトルト殺菌装置
・レトルト殺菌機
・レトルト釜
などと呼ばれている、専用の設備が必要となります。
自社で設備を保有していなくても、レトルト殺菌を委託加工してくれる会社もあるようです。

レトルト殺菌について以下の3つの注意点が挙げられます。

1.ボイル殺菌は使用できない

レトルト殺菌に似ているもので、ボイル殺菌もございますが、殺菌方法も対応する袋も異なりますのでご注意ください。

ボイル殺菌は湯煎(水の沸点が100℃以内)を利用した湿熱殺菌のことを指します。

レトルト殺菌に対応の袋でもボイル殺菌にはご使用できませんのでご注意ください。
レトルト対応の袋は耐熱性には優れていますが、ボイル対応の袋に比べて耐圧強度は低いです。ボイル殺菌装置の多くは圧力調整ができずに袋に大きな不可がかかります。そのため、レトルト対応袋でボイル殺菌しますと破袋につながる危険性が高くなります。

2.電子レンジ加熱は使用できない

また、弊社で取り扱っているレトルト対応袋は電子レンジ調理には使用できません。
電子レンジ加熱を密封状態で行うと袋が膨張し破裂する恐れがございますので、ご使用できません。
もし電子レンジ加熱をご使用される場合は、中身を別の容器に移していただくことをおすすめいたします。

3.真空包装をしっかり行う

レトルト殺菌を行う食品を袋に詰めた際の注意点として、しっかり脱気するという点が挙げられます。
袋内に空気が残存していると、熱伝導率が悪くなり、殺菌効率が低下してしまったり、加圧時に袋が破れてしまう場合があります。
そのため、袋詰の際はしっかりと脱気包装・真空包装を行う必要があります。

レトルト殺菌について、注意事項に気をつけて正しくご使用いただければと存じます。もしご不明点などございます場合は、お問い合わせいただければ幸いです。

レトルト対応袋は透明袋・アルミ袋、平袋・スタンド袋の4種類ございますので、食品包装でレトルト殺菌をご使用される方は、是非お問い合わせください。

参考:レトルトについて

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