見栄えが良くて柔らかい袋が欲しい/PP素材について(澤崎)
2021.09.24
こんにちは!
豊ファインパック営業部の澤崎です。
最近、お客様へのサンプル手配をしているのですが、
袋によって厚みや滑りやすさ、硬さ等が違っていて面白いなと思いながら
毎日送付作業をしております。
特にPE袋を触ったあとにOPP袋を触ると袋の硬さがかなり異なることに驚きます。
先日弊社に、
「透明度が高くて見栄えが良いOPP袋を使用しているのだが、
袋が硬すぎて物を出し入れする際に内容物を傷つけてしまう可能性がある。
もう少し、柔らかい袋はないだろうか?」
という問い合わせを頂きました。
実はOPP袋は、引裂伸度が低く、強い力がかかるとシール部分が避けてしまったり、
コシが強すぎて(袋が硬すぎて)、内容物を傷つけてしまったりといった可能性があります。
今回の問い合わせに対して弊社は、
「同じPP素材でもう少し軟らかいものとして、CPP袋やIPP袋はいかがでしょうか?」
とご提案させていただきました。
〈PP素材〉
透明度が高く、防湿性に優れている。
大きく分けて、OPP/CPP/IPPの3種類存在する。
〈OPP〉
透明度が高く、コシが強い。パリッとしている。
引張伸度が低く、袋を引っ張るとシール部分が避けてしまうこともある。
〈CPP〉
比較的透明度が高く、コシがあるがOPPほどではない。
引張伸度が高いため、袋を引っ張ってもシール部分は裂けにくい。
〈IPP〉
透明度が高く、柔らかい。
インフレーション製法で作られているため、OPP/CPPとは形状が異なる。
例えば、
・「透明度が高く見栄えがいい袋を使用したいが、
紙を入れるのでシール部分が簡単に裂けない袋がいい。」
⇒引張伸度の高いCPPがおすすめ。
・「透明度が高い袋がいいが、サイドシールだと内容物に引っ掛かってしまう。」
⇒底シール袋のIPPがおすすめ。
このように、同じPP袋でも用途やお悩みに応じて袋の使い分けが可能なのです!
現在PP袋を使っている方で、お悩みを抱えている方!
同じPP素材の袋でそのお悩みを解決できるかもしれませんよ!
〈編集後記〉
秋ですね!さつまいもがおいしい季節です!
最近焼き芋にハマっていて、スーパーで売られている石焼き芋をよく食べます。
皆さんは「ねっとり」か「ほくほく」のどちらが好みですか??
私は断然ねっとり派で、アタリの焼き芋に出会えた時小さな幸せを感じます。