帯電防止袋の特徴について
ANTISTATIC BAG
目次
帯電防止性能の特徴
- フィルムに静電気が帯電しにくい
- 粉末等細かいものがフィルムに付着しにくい
- ESD(静電気破壊)対策に有効
帯電防止フィルムの種類・グレードについて
「帯電防止機能」と言っても、実は様々な種類があります。
- 導電タイプ
- 半永久帯電防止タイプ(非添加・持続型)
- 帯電防止剤練り込みタイプ
導電ポリ袋とは
特徴
- カーボン練り込み
- 表面固有抵抗値が10×4乗Ω程度
- 完全遮光の黒色フィルム
- 簡易的なアースの代わりとして使用可能
注意点
バッテリーを搭載した基板、電池等を入れると、放電してしまうので、使用不可。
半永久帯電防止タイプ(非添加・持続型)とは
特徴
- フィルム素材自体が帯電防止効果を持っている
- 界面活性剤を使用していない
- 時間経過で帯電防止効果が弱まらない(=半永久)
- 使用環境に依存せず、帯電防止効果が安定している
- 表面固有抵抗値が10×9~11乗Ω程度
帯電防止剤練り込みタイプとは
特徴
- 界面活性剤をフィルム製造時に練り込み(添加)している
- 表面固有抵抗値が10×12乗Ω程度
注意点
帯電防止の効果が温湿度に依存するため、安定しない。帯電防止剤がフィルムの表面に浮き出てくることによって効果を発揮するため、添加剤が被包装物に移行する場合がある。
帯電防止袋の選び方
