ポリ袋添加剤のブリードアウト対策
2009.12.20
平成21年12月20日号 バックナンバー
ポリ袋添加剤のブリードアウト対策・・・フォロー訪問vol.13
今回のフォロー訪問は、電子部品の製造メーカーのT社様の事例をご紹介します。
T社様は、パソコンなどにも使用される電子部品を製造していらっしゃいますが、ある日、ユーザー様から異物付着の連絡を受けました。
早速異物の原因を調査したところ、その異物とは、ポリ袋の表面からじわじわと浮き出てくる添加剤だと判明しました。
同時にT社様の製品自体には問題がないことがわかりました。単に製品を包装していたポリ袋に問題があったのです。T社様の製品は、ユーザー様の部品と接続されるのですが、その際に異物が付着していると、異物が転写されてしまい、重大なクレームに繋がる恐れがあるのです。
T社様の製品自身には全く問題がないのに、包装材料のせいでクレームが起るというのは、なんとも勿体ない話です。
困った担当者様は、ウエブで色々と調査を始めました。すると、検索されたページのひとつに、弊社の「無添加ポリエチレン袋」のページがあり、どうやらそうした添加剤を使用していないことがわかりました。
早速問い合わせいただき、弊社のスタッフがサンプルをお送り、検討の結果、「無添加ポリエチレン袋」が採用されることになりました。無添加ポリ袋ですと、添加剤のブリードアウトがありませんので、製品に転写されることもありません。
また、比較的早いタイミングでご採用を決めていただいたのですが、採用されるにあたり、一番ポイントになったことは、
「様々な物性データを迅速に提出してくれた」
とのことでした。お喜びいただいているご様子で、私どもも大変嬉しく思います。
今回ご提案した製品のご紹介
フォロー訪問裏話
フォロー訪問の際に、東京駅をよく利用します。時間がないときなどは、駅弁を買って、新幹線の中で食べています。
大変個人的なことで恐縮ですが、普段は、東京駅の東海道新幹線のホームで売っている「あなご弁当」を買っています。理由は、以前、東京で知り合いに連れて行ってもらったお寿司屋さんで食べたあなごがとっても美味しかったので、それ以来、「東京といえばあなご」という印象を持ってしまったわけです。
しかし、今回は違いました。
新幹線の発車までちょっと時間が空いたので、八重洲口にある大丸百貨店の惣菜売り場に行ってきました。いやあ、おいしそうな弁当がたくさんあるんですね。たまたまエスカレーターを降りたところには、「柿安」というお店の「牛めし弁当」が並べられていました。なんと、2年間で150万食売れた、ということです。すごい人気なんですね~。価格は税込で1050円です。
お弁当と考えるとちょっと高い気もしますが、駅弁だと思えば、そう高くはないと思います。しかし、牛丼だと考えると、超高級な牛丼です。早速購入し、新幹線に乗って、ふたを開けると・・・
煮込まれた黒毛がびっしりと敷き詰められています!というか他のおかずは、ほぼ「ないに等しい」くらい控えめです。味のほうもとっても美味しゅうございました。がっついてしまうほどです。味はかなり甘めでありながら、上品さを感じさせます。ボリュームもあるので、満足感いっぱいでした。
ちなみに、日経MJの調査によると、新宿の高島屋のお弁当売上ランキングでも堂々1位だそうです。次回も買ってしまいそうです。
◇「いつか使える」情報のコーナー
「牛丼のつゆだく」について
ある牛丼チェーン店ではつゆだくに伴うコスト増が年間数億円に上るという
(つゆだくとは牛丼の汁(つゆ)を多めに盛りつけた状態のことを指します)
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
近頃、大企業さんからのお問い合わせが急増しております。
お問合せの内容も非常に難しいもの、今までにないものなど、開発関連のお問合せばかりです。極秘の内容なども含まれ、非常に刺激的な毎日を送らせていただいております。
そういうお問合せをお聞きしていますと、「本当にお困りなんだなあ」と実感することも多く、頼りにしていただいて嬉しい限りです。
良いご提案ができるよう、全力で挑みます!
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