2020.01.20号 ドラム缶用ポリ袋で効率アップ
2020.01.21
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ご愛読ありがとうございます!
ドラム缶用ポリ袋で効率アップ
今回ご紹介するのは、航空部品メーカーのN社様の成功事例です。
N社様の製造工程では、塗料や接着剤、
有機溶剤などを使用することが多いのですが、
これらを混ぜ合わせる工程も多く、
その都度、ドラム缶を洗浄するとなると
手間がかかってしまうという問題がありました。
そこで、ご採用いただいたのが、ドラム缶用ポリ袋です。
この製品はもともと200リットル用のドラム缶サイズに作られており、
ちょうどドラム缶の内側にすっぽり入るような仕様になっています。
塗料などを混合する前に空のドラム缶にこの袋を入れておき、
ポリ袋ないで混合します。
そして、作業が終われば、ポリ袋を廃棄すれば、
ドラム缶自体の洗浄をする必要がありません。
ドラム缶専用となるこのポリ袋は、
超厚の0.15ミリと0.2ミリのフィルムを採用しておりますので、
強度も充分となっております。
N社様でも製造工程の改善になった、とのことでお喜び頂いております。
今回ご紹介の商品はこちら
https://www.finepack.co.jp/product/pe-drum/
低密度ポリエチレンとは
低密度ポリエチレンは製造方法に応じて、細かく分けると二種類あります。
1)Low Density Polyethylene…頭文字を取り「LDPE」
2)Linear Low Density Polyethylene…頭文字を取り「LLDPE」
ただしLDPEとLLDPEの違いは製品を見ただけでは中々判別がつかず、
また材質の表記としても「LLDPE」のことを「LDPE」や「PE」と
更に簡略化して表記される場合があり、見分けることは中々困難です。
特性的にはほぼ同じである為、わざわざ区別する必要無しと判断され
「PE」とひとまとめに表記されていることが多いです。
区別したい状況の時は「LLDPE」のことを「リニア」や「LL」と呼びます。
若干の違いはあるものの、LDPEもLLDPEも下記のような特性は同じです。
1)熱に溶けやすく二次加工がしやすい
2)フィルムの耐衝撃性が非常に優れている
3)比較的透明性も良い
4)防湿性に優れている
5)電気的性質に優れている
6)耐薬品性が良い
低密度ポリエチレンは80~90℃前後で軟化、
融点は110~120℃と比較的低めで、ヒートシールしやすく、単体としてだけでなく、
他のフィルムとラミネートしてシーラント層としても用いられます。
原料も安価で加工がしやすく汎用ということで、
様々な場面でポリエチレンは採用されます。
また、低密度ポリエチレンは様々な機能を持たせることが可能です。
帯電防止ポリエチレンや防錆ポリエチレン、消臭ポリエチレン、
無添加ポリエチレン等は、原料の選定や添加剤、着色剤の利用、
製造時のノウハウにより作られています。
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◇「いつか使える」情報のコーナー
「張本智和」(卓球選手)について
小学生時代、自身の小学校に被災地訪問で訪れた福原愛と
ラリーをした経験がある
※ウイキペディアより引用
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▼編集後記
通信関係は、5Gで大変盛り上がって来ているようです。
スポーツなどの動画配信のほか、
ゲームなどのエンタメ、さらには自動車とのコネクトも
視野に入っているんだとか。
期待したいですね。